2023/9/18 30秒

ミンツ。これほど懐かしさのある響きはそうそうない。
 
長男が溺れた。
私と次男が浴槽に浸かっていて、旦那がシャワーを浴びながら顔を洗っていて、長男は旦那の後ろでボールやなんかで遊んでいた。
浴槽に近付いてきたと思った瞬間そのままドボンと頭の後ろが私の横に浮かんだ。
 
ヒーーー!!!!
 
咄嗟に両手で持ち上げようとしたがそうすると今度は次男が溺れる。
次男を左手で抱えて、右腕を肩の下に潜り込ませてソイヤ!!と持ち上げる。
ザババーっと水から上がった長男が、ゴホッと大きな咳をして鼻や耳を触る。
頭全体から水が滴り落ちる。
 
長男3歳。
もうすぐ4歳である。
「あれを取ろうとしたの」と私の後ろにプカプカ浮かぶ計量カップを指差す。
「手に髪の毛がついてて取りたかったの」とも言っていた。
 
いずれにせよ、3歳児が溺れたことには間違いない。
浴槽にもたれかかる体勢で上半身がドボンと浸かっていたが、果たして私が助けなかったら1人で上がれたのか?
たぶん無理だっただろう。
 
子供と生活していると、今生きている大人が無事に大人になれていることが奇跡に感じる。
 
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北海道で神木になりそうなほど太い木を見たことがない気がする。
北海道が日本になったのはまだ最近のことだけど、北海道自体は昔からあったはずなのに。
(ってもういつか日記に書いた気がする)
 
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運動会で撮った写真を送ると言う大義名分で、親友くんのお母さんにLINEをした。
同じ園のお母さんと連絡を取るのは今回が初めてである。
写真を送るだけのつもりだったが色々話が広がり、気さくで優しくて色々共感できることもあり、嬉し過ぎて毎回長文になってしまっている。
コミュ障なので自粛しなければ……(でも嬉しすぎてやめられない…重い女です私は…)
 
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私の友人に仲西森奈と言う人がいる。
高校生の頃にネットで知り合った、一つ年下の、今は作家として活躍している人である。
高校生の頃は仲西森奈やその他友達を交えてSkypeで話したり懇意にしていて、私が上京した後は実際に会って遊んだりもしていた。
 
その仲西森奈は料理が得意で、私の音筒抜けアパートに遊びにきてくれた時は手土産を持ってきてくれたりした。
 
私はたぶんその時パンナコッタを初めて食べた。
 
ガラスのコップに入っていて、牛乳プリンのような白い見た目で、もっちりプルプルしていて、なんとも上品な味で美味しかった。
私はそのパンナコッタを忘れられずにいる。
(あとまた別の時に持ってきてくれた自家製ラー油の激辛さも忘れられずにいる)
 
最近、よくゼラチンを使ってゼリーを作っている。
今日も作った。
分量を計ることもせず、余ったジュースをガラスのボウルに入れてゼライスを適当に2包くらい入れて電子レンジで2分くらい適当に加熱してスプーンでグルグルやり、残ったジュースを混ぜてグルグルやったらコップに入れて、冷やすだけの。
適当ゼリー。
(今日は水を少し入れたら、ぶどうジュースの氷が溶けてきた時の味がした。砂糖を入れると甘すぎるし水を入れると薄い。そのまま作るのが一番美味しいのかもしれない。)
 
ゼリーを作るたびに、あのパンナコッタのもちもちはどこから来るのか思いを馳せるのだった。
生クリーム?
 
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長男の靴のサイズがついに17cmになった。
私は22.5cm。
あっという間に追い抜かれそうだ。
 
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朝から鼻水くしゃみ目の痒みがすごかった。
長男も変な咳をして目が覚めていたので風邪がうつったのかと思ったが、どうやらアレルギーらしい。
 
夜寝る時も長男が羽毛布団の上に寝たい(しかも家にある羽毛布団全部使いたい)そしてタオルをかけたい、と言う謎要求のせいで埃が立ち、長男が寝静まった後で1人ヒーヒーしていた。
 
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買って良かった物ランキング。
家が暫定1位。
次点でポップインアラジン。
 
あと今年買って良かったものとしては、ソファの足の裏に貼る薄いゴムがある。
ソファの後ろに、床から伸びているガードレールのような形状のパネルヒーターがあるのだが、長男が走ってきてソファに突進するとその勢いでソファが後ろにズレてパネルヒーターを圧迫したりするので、毎回叱っていたが当然やめることなく毎日ストレスだった。
それが500円程度の出費で一切ズレなくなった。
突進しても穏やかでいられる。ほほほ。
良い買い物だった。
 
と思っていたら昨日あたりからソファの上でピョンピョン飛び跳ねるようになった。
トランポリンのごとく。
ソファも苦しそうにギシギシ言ってるし、埃が出て私のくしゃみも止まらなくなる。
昨日から今日にかけてもう10回くらい注意しているのだが一向にやめる気配がない。
やめる気配がないと言うか、注意した30秒後くらいに忘れてまた飛び始めるのである。
 
子供って、大人がやって欲しくないことをしないといけない使命でも負ってるのか?
 
トランポリンを買ってそっちで飛ぶように言おうと旦那に言ったら、旦那は「たぶん買ってもソファで飛ぶよ」と笑っていた。
 
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何日か前の日記に書いた、旦那が足でチョキをできない問題。
親指だけ立ててあとの指は下に曲げるだけ。
 
義両親が来た時に笑い話として話したら、義父が「僕もできない」と言い始めた。
 
まさか身近に2人もできない人がいるとは。
て言うか血筋なのか?
幸い(?)うちの子供達までは遺伝しなかったらしいが、カルチャーショックだった。
 
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今日は敬老の日だった。
ばーちゃん(90)に会いに行こうと思っていたが風邪気味なのでやめた。
メールを送った。
夕方くらいに不在着信があった。
かけ直したら、メールの返信がうまくできずに電話をかけてしまったらしかった。
「ばーちゃんもうあんまり歩けなくなったから」と言っていたが果たして。
 
「なかなか死なれない」と笑ってもいた。
90歳の自虐にどう返したら良いのかわからない。
ばーちゃんの母は100歳近くまで生きていた。
とりあえず元気でいてねと伝えた。
 
超高齢社会で、たびたび尊厳死が話題になる。
 
例えば自分が大きな病気はしていないが、加齢による多少の不調があったとして、よしそろそろ死のうと決断できるだろうか。
私の場合はズルズルと長生きしてしまいそうな気がする。
 
選択肢として、あった方が絶対に良いと思う。
でも自分が当事者になったら、どうだろう。