2023/8/3 最高の休日を過ごす子

もう少しで旦那と子供達が帰ってくるらしい。
 
朝。
長男が階段を降りてくる音で目が覚める。
「これ飲んじゃった〜♪」と冷蔵庫からくすねたゼリー飲料(飲み終わった後)を見せてきて、朝からブチギレる。
 
冷凍の米もパンも少ししかない。
朝ごはんはいなりご飯(いなりの皮を刻んで米と混ぜたもの)とはちみつトーストにする。
各自好きなものを選ぶ。
昨日の残りのねぎねぎ味噌汁もわずかながら3等分。
次男にはBFを与える。(Baby Food、つまり出来合いの離乳食だ)
BFのバナナプリンを与えてみた。
 
卵をあげようあげようと思っていながらあげずにここまできてしまった。
長男の時は硬ゆで卵を作って、その卵黄を耳かき1杯くらいから慎重に慎重にあげていたが2週間ほどして大量嘔吐&下痢の消化管アレルギーを発症した。
次男はどうしようと考えに考えて、考えるのに疲れてしまった。
えーい、あげちゃえ。
(でも耳かき1杯くらいから)
 
とりあえず今日のところは何も起こらなかった。
 
家事や身支度をする。
次男が階段でつかまり立ちをして転びそうになったり、ちょっとドアを開けておいたら玄関に向かって競泳選手のごとくバタフライして行くので常に見ていなければならない。
気が休まらない。
長男は長男で飛んだり跳ねたりからんでくる。
先日と言うか生まれてから何度も頭をぶつけているからおかしくなったのかな…と不安になったりもするが、恐らく普通の3歳児と同じくらいのはしゃぎっぷりである。
 
10時過ぎ、旦那が義実家に連絡して、子供二人を連れて義実家に行くことに。
私は11時に会社に行く用事がある。
つまり、別行動だ。
旦那、珍しく低気圧で頭が痛いと言っていたので心配したが、「雨で家にこもって二人見るより、連れて行った方が楽」とのことだったので、送り出す。
 
私が次男と2時間以上離れるのは今日が初めてである。
 
見送る時に不安や心配や寂しさが相まってポロポロと泣いてしまった。
それを見て長男が「ママなんで泣いてるの?」と聞く。
旦那が「寂しくなっちゃったんだって」と答える。
旦那は次男を車に乗せている間、長男がカーポートの柱の影に隠れて目をぬぐっていた。
涙がうつったらしい。
抱きしめて、涙を拭いてやり、見送る。
 
一人だけ残される時、事故にあってもう帰ってこないんじゃないかと不安になる。
 
見送った後自分も急いで家を出る。
車を飛ばして会社へ。
途中で家の鍵を閉め忘れたことに気付くが、すでに遅刻しそうだったので無事を祈りながらそのまま向かう。
 
私は今育休中だが、本来は、ホテルで働いている。
支配人と面談。
今後の希望の聞き取りなど。
お土産に昨日買った六花亭のゼリーや水羊羹の詰め合わせを持っていったら、「毎回持ってこなくていいから〜!」と言われたが、各スタッフには好評だった。
みんな大好き六花亭
 
初めましての人と、お久しぶりですの人と。
挨拶をして。
 
行きつけの丼物屋さんでランチ。
久しぶりに会ったマスターは痩せていた。
糖尿病の一歩手前になったらしい。
大丈夫か?
お店は相変わらず繁盛していた。
いつもと同じものを注文したら肉を少し多めに入れてくれた。
大好きマスター。
また通います。
 
10月から復帰する予定。
旦那が育休を取り、バトンタッチ。
 
今日はその予行演習と言ったところか。
 
本当はもっとぶらぶらしたかったけど、鍵を閉め忘れているので一旦自宅に帰る。
家に着くと、やっぱり鍵が開いていた。
荒らされた様子はなし。
誰かが潜んでいる気配もなし。
安心。
 
やりたいと思っていたことをやろうと思い、トイレ掃除・全部屋掃除機がけをした。
あとは乾燥が終わった服を畳み、図書館から借りた本を読み終えた。
そして、再び家を出る。
 
図書館で火の鳥4,5巻を返却して6巻を借りようとウキウキしていたら、6巻だけなかった。
ガーーーン
6巻を借りて後でカフェで読もうと思ったのに。
近くにあった手塚治虫の傑作選・瀕死の地球を救え、とその他に育児書を2冊借りる。
火の鳥6巻は予約した。
電話連絡希望にしたら、「夜7時くらいに自動電話が入りますから」と受付のおじさん。
今はなんでも、自動なんだなぁ。
電話を取れなかったらどうしようと気兼ねすることもないのでありがたい。
 
その後ガソリンを入れた。
ガソリン、またどんどん値上がりをしている。
コロナと同じだ。
第一波の時は1人出ただけで大騒ぎするが第九波くらいになるともう数字なんてあまり気にしない。
今や前回の値上がりよりも更に高値になっている。
ほぼニュース見てないけど、やってんのかな?
レギュラーガソリン175円。
 
パフェを食べにカフェへ。
コーヒーを飲まないのでほぼカフェに来ることがない。
かすかに緊張が走る。
「お好きなお席へどうぞ」
本能が入り口近くの席を選ぶ。
飲み物はアイスココア。
パフェはレモンのパフェにした。
本当はチョコレートパフェ生クリームもりもり、なめらかなバニラアイスとチョコアイスにチョコレートソースがかかっていて、底には白玉とコーンフレーク、ガトーショコラが乗っていてピコラが突き刺さっているような子供の思い描く美味しいパフェが食べたかったのだが。
チョコパフェはチョコバナナパフェしかなかった。
バナナを食べると気持ち悪くなるので、第二候補のレモンで妥協したのである。
それはそれで美味しかった。
ココアはあまり甘くなかった。
カラオケで飲むような甘いココアを想像していたので、カフェはやっぱり大人の店なんだと思い知った。
 
手塚治虫の漫画を読みきる。
途中で店員さんが食器を下げにきたり水を注ぎに来たり。
もう帰れよ、の暗示か?と思ったが営業時間はまだあるしお客さんもまばらで待っている人もいないので気合いで読み切る。
 
帰宅。
コンテストに応募する短編エッセイを仕上げる。
パソコンは2F。
2Fにはエアコンがない。
窓を開けて扇風機をつける。
キャミソールに下はパンツ一丁だ。
 
昔東京で一人暮らしをしていた時、パンツ一丁で過ごしていた。
室内温度は32度が私の限界だと知ったあの日。
裸族で困るのは急な来客に対応できないところである。
 
次男と離れてもう9時間近く経過していた。
おっぱいもバンバンに腫れている。
母乳は基本的には受注生産だが、ある程度は貯蔵してある。
需要が無いと貯まる一方である。
一部しこりになっていて痛い。
 
原稿の準備ができたところで、旦那から今から帰ると連絡が来た。
私は急いで食洗機の食器を片付け、布団を敷き、風呂に入り、母乳を捨て、風呂を洗い、歯磨きをした。
 
そういえば夜ご飯を食べていない。
自分一人だけのために米を炊く気にはなれない。
家族がいて良いことは、誰かのための栄養を考えた食事を自分も食べれるところである。
 
旦那と子供達が帰ってくる前に日記を書き切ってしまおうと思う。
そして今に至る。
 
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元々顔が広い。
基本的に人間が好きだし、全ての肩書きに構わず人類みな人間、と思っているのでどんな人にも気安く話しかけるタイプである。
 
駐車場のおじさんとも顔見知りである。
駐車場のおじさんは以前別の場所でばったり遭遇してからよく話すようになった。
今日は旦那も子供もいなくて一人だったからか、急に「れんこんさんて何歳なの?」と聞かれた。
「26歳くらい?」と言われて私は笑わずにはいられなかった。
 
もうすぐ32歳。
童顔で服装も中身もお子様のままだ。
そろそろやばい気がする。
 
コーヒー、みんないつの間に飲めるようになったの?