2023/7/23 良い一日

キングオブザ不器用の私が見よう見まねで直したら丈が3分丈かつ左右の長さがちぐはぐになったユニクロのステテコを旦那はいつも通り履いている。見なさい、これが愛である。(れんこん福音書151章より)
 
結局昨日あの後そのまま寝落ちして、夜中3時頃に起きたら旦那が食洗機を回してくれていたので、私は洗濯物を畳んだり部屋を片付けたりして、モリモリお菓子を食べて寝た。
朝7時。
胃もたれからのスタートである。
 
朝ご飯を食べて旦那が長男を公園に連れて行ってくれている間に次男をおんぶしながら家事をし、みんなでアースドリーム角山農場へ。
今日知ったけど角山ってかくやまって読むらしい。
ハムやソーセージで有名なトンデンファームが経営する施設らしい。
動物とも触れ合えるしレストランもあるし子供用の大型遊具もある。
そんな場所。
駐車場に停めて外に出る。
 
くさい。
 
牧場の臭いがする。
私はくさい臭いにめっぽう弱い。
でも今日は結構風が強かったのでギリギリ大丈夫だった。
長男が何故か突然「馬ににんじんをあげたい」と言い出したので連れてきた。
有料エリアと無料エリアがあって、無料エリアに馬用のにんじんが売られていた。
子供用の小さなバケツに細切りにされたにんじんが5本ほど。
1バケツ100円。
無人販売所になっていて、募金箱のようなところにお金を入れるのだが、箱に落ちるまでの間が迷路のようになっていて、100円玉を入れるとコロコロと右や左に転がる様子が見れる。
 
なんと言うか、子供が喜ぶツボがよくわかっている農場だ。
 
1度馬に餌をあげた後、今度は小さな人工湖の方へ。
その間犬もいるし豚もいるし猫もいる。
引き馬もやっていたがそれは「乗らない」らしい。
湖には鯉が無数にいて、すぐ横の売店で鯉の餌がこちらも無人で販売されていた。
1トレイ100円。
餌を投げると鯉同士の熾烈な戦いが始まる。
 
昔父の実家に行ったことがある。
父は秋田県出身で、実家はかなりでかい。
家には池があって、錦鯉が何匹も泳いでいた。
池の横の窓を開けると、餌をもらえると思った鯉が水飛沫をあげた。
一斗缶に入った緑色の餌をお椀にすくって、窓からジャッと投げてやる。
鯉の赤や白や黒や金色が入り混じって水飛沫を上げる。
口をパクパクと動かしながら。
 
長男は馬のニンジンよりも魚の餌やりが気に入ったらしく何度も餌をあげていた。
途中で大型遊具の方も見に行ったがそちらは入口にいたひつじが嫌だったのか「ここやだ」と言って遊ばなかった。
このアースドリーム角山農園で有料エリアは二箇所。
人工湖の奥のふれあいエリアと、大型遊具エリアのみである。
あとは無料。餌代はかかるが3歳ならそれで十分だった。
なお全体的にマキバの香りがする。駐車場の方が強かったので近隣からの影響が強いのかもしれない。
 
トレイに行きたいと言うのでトイレに行かせて、くじもやらせてみて、楽しんだところで車に乗り込む。
次男は今日初めてベビーカーに乗せたがまんざらでもなさそうだった。
 
どんぐりでパンを購入し、帰宅。
長男は途中で寝てしまった。
私と旦那はパンを食べながら昨日配信されたばかりのリリー・フランキーのスナックラジオを聴く。
ゲストの女の子がわき毛を伸ばしているらしく、私以外にもやっぱりいるんだと時代の変化を感じる。
途中で次男が泣いてしまい中断。
どんぐりのパンは美味しかったが30代になりみたらしパンやサボージュがキツくなってきたと旦那と嘆き合う。
ピザはとても美味しかった。
 
北海道に来たら一度食べてみて欲しい。
どんぐりのパン。
ちくわパンで有名だが他のパンもスイーツも全て美味しい。
そして値段が手頃である。
 
しばらくして長男が起きる。
パンをあげたあと、ペットボトルに水を入れたものを冷凍庫に入れたら氷できるよと教えたら、やりたいと言うのでやらせる。
庭で凧揚げをする。
風が強くて凧揚げ日和かと思ったが風があっちゃこっちゃ色んな方向から吹くのでそうでもなかった。
途中から凧揚げをやめて、タイルでジャンプをして遊んだ。
見てろよ〜と言ってピョンと飛ぶと長男も真似して「見てろ〜」と飛ぶ。
家の中にいる旦那と次男にも「見てろ〜」と話しかけて、長男とピョンピョンジャンプをしていたら、旦那と次男も外に出てきて、家族みんなでタイルをジャンプして遊んだ。
仲良し家族である。
 
側から見たら、私がワンオペの日に些細なことでブチギレているとは思うまい。
 
遊び疲れて家に戻り、次男に授乳。
そのまま寝落ちして、起きたら旦那と長男がいなくなっていた。
夕方。
少し日が暮れ始めた頃。
時計がなかったら朝なのか夜なのかわからない感じの明るさで。
子供の頃眠りから覚めてたまにこういう光景があった。
アナログ時計では午前なのか午後なのか、わからない。
家に誰もいない。
突き抜けるような寂しさで体がこわばる。
 
旦那にLINEをしたらしばらくして公園にいると連絡が来たのでホッとした。
 
夜ご飯の準備をする。
鶏胸肉を鍋に入れて水と酒と塩で茹でる。
 
寝起きの次男も珍しく機嫌が悪い。
おんぶしても遊ばせても泣く。
仕方なく抱っこして一緒に遊んでやっているところで、旦那と長男が帰宅。
 
「公園にリスいたさ!」
 
旦那が興奮気味に話すと長男も「リス木に登ってた!」と続ける。
ガサと音がするので見たらリスがどんぐりを食べていてチラチラこちらの様子を伺い、ものすごい速さで木に登って行ったらしい。
この間私が公園で聞いたガサ音ももしかしてリスだったのか?
 
夜ご飯はうどんにした。
茹でて水で締めたうどんに、千切りきゅうりと、茹でてさいた鶏肉を乗せて、玉ねぎポン酢とすりおろしたしょうがとめんつゆ。
安い乾麺は美味しくない。
胃もたれしていたのもあり食べきれずに残したら旦那が全部平らげてくれた。SDGs
それから冷凍餃子も焼いて食べた。
こちらはほとんど長男が食べた。
 
ご飯の後旦那と長男はポテチを食べた。
長男が「ポテチはどうやってできてるの?」と聞くので、この間Youtubeで見たじゃん、もっかい見る?とまた工場見学のYouTubeを見る。
見終わったところで「もう氷できたかな」とペットボトルを取り出す。
氷を取り出したいというので包丁で胴体を切って渡してやり、トレイに入れて遊ばせた。
半分くらい水を入れた小さなペットボトルで作った氷は、おっぱいのような形をしていた。
中はまだ凍っておらず水が流れ出て空洞になっていた。
 
あー なんかもう常に具合悪いしやる気出ない。
でももう20時。
とりあえず洗い物をするとアドレナリンが出てくる。
その勢いで風呂に入り寝る。
夜の方が暑いなと思ったけど風呂から上がったら涼しく感じたのでエアコンは付けずに窓を開けて寝る。
 
北海道の良いところは、日中どんなに暑くても熱帯夜になることがほとんどないところである。
今日に至っては昼間の風も割と涼しかった。
これぞ北海道の夏。
(と思っていたら友人から明日から1週間くらいずっと30℃超えだよと教えられ地球温暖化を実感)
 
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クシャ顔。
次男がクシャ顔をするようになった。
クシャおじさんのような。
目を細め、鼻と目の間にシワを寄せ、ニッと笑う顔だ。
長男が赤ちゃんの頃も一時期やっていた。
赤ちゃんは新しいことができるようになると飽きるまで繰り返す。
飽きがくるまでに写真や動画に収めたい。
 
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離乳食のお粥。
パウチで売られているものを半分、容器に入れて冷凍しておいた。
それを電子レンジで温めたらちょっと目を離した隙に噴火していた。
長男の時もよく炊飯器を噴火させていたなぁ……
 
離乳食は噴火。お粥を作りし時や温めたる時、温め過ぎると火山のごとく噴火する様はわろし。お粥が噴火しても取り外して洗えるテーブルプレートの素晴らしさはいうべきにもあらず。日立の電子レンジなり。また、噴火して残されたお粥をよろこび食べる赤子は、いとをかし。