Instagramのリールについていけない。止め方がわからない。突然の音にビビる。こうして人は歳をとる。
北海道からもらったお米券と牛乳贈答券を封筒に戻したのを忘れて、雑がみとして捨ててしまった。たぶん。
8160円相当。
今まで無くしたものの中で最高額な気がする…
事務局や清掃担当に連絡してみたけどまぁダメだった。そうだよね当たり前だよね。忙しいのに変な電話しちゃってすみません……
「朝出して回収済みなら昼にはもう裁断されていると思います」
縦長にシュレッドされるお米券と牛乳券が頭に浮かぶ。
おお…私の8160円よ…血税を無駄にしてすいません……私が裁断されれば良かったのに…ゴミクズですいません…
ショックが大きくてやる気が出なくて、ママもういやになっちゃった、もう何もしないことにする…、と言ったら長男が「でも長男一人でお風呂入るの怖い」と泣いてしまったので頑張ってご飯あげてお風呂入れて寝かしつけて今21:24です。
生理二日目だし、ワンオペだし、なんか微妙に喉が痛いし、8160円相当を裁断してしまって。
こんな日は早く終わらせるに限る。
北海道で子供を育てる世帯に給付された、現物のお米あるいはお米券・牛乳贈答券あるいはその電子クーポン。
現物だと送料分も含まれて損な気がするので券にした。
電子クーポンにしなかった理由は、いつものスーパーでは対応していなさそうだったから。
でももう二度目があったら絶対に電子クーポンにします絶対。
絶対。
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ずっと気になっていた近所の中古ショップに行ってみた。
お店と言うよりはデカいバザーのような倉庫のような雑多な感じで面白かった。
客は私以外にはハンチング帽にサングラスの中古ショップ巡りが趣味っぽいじいさん一人しかいなかった。
とりあえずぐるっと一周してみようと思って歩いているとレジの近くで手塚治虫の漫画を見つけた。
だが背表紙を上にして置いてある上にその漫画の上に更に別の雑誌や小物が積まれていた。
手でそれらをめくってタイトルを確かめていると1番上に乗っていたセカンドバッグのようなものを落としてしまった。
拾い上げて再び漫画を漁っていると、店員が「可愛い」と言うのが聞こえた。
抱っこ紐に入った次男が首をぐりんと曲げてレジにいたスタッフをじっと見ていた。
スタッフは二人。
メガネで若干禿げていて小太りのおじさんと私よりも少し年上の話好きそうなおばさんである。
「物見ないで店員見てるね」とおじさん。
二人は先ほどこんな会話をしていた。
「それ買えませんって断れば良かったじゃないですか〜」
「だって90歳のおばあちゃんだよ！？断れる？」
一体何を買い取りさせられたのかは聞こえなかった。
更に店内を歩いて行くと火の鳥の漫画セットが2000円ほどで売られていた。
昔の特別編の漫画雑誌の火の鳥だ。
買うかかなり迷ったが、かなり傷んでいたかつ途中までしかなかったのでだったら新装版で良いかなと思いとどまった。
一通り店内を歩いた後次男がぐずり始めたのでレジを背に階段を降りると、「ありがとうございました〜」と小さな声が聞こえた。
その頃には客は私しかいなかった。
階段の踊り場に買取品募集のポスターが貼ってあった。
ここの店舗だけかと思っていたが、意外にもチェーン店だったらしくポスターの下部にはいくつもの店舗が掲載されている。
ここで働いたら楽しい気がする。
外に出ると風が生ぬるかった。
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仰向けでハスハスしている赤ちゃんの顔に布をヒラリとかける。
その布を自分の手で払えるようになるまで、どのくらいかかるでしょうか？
答えは、半年ほど。
長男は現在3歳。もう少しで4歳になる。
次男は現在5ヶ月。もう少しで6ヶ月になる。
ちょっと目を離した隙に床に敷いていたバスタオルが顔にかかっていてそれを払い除けられずにジタバタしているのでヒヤリとする。
人間の赤ちゃん、なんでこんなに未熟な状態で生まれてくるのか。
長男の時も、私は一体いつまでこの重たい赤ちゃんを抱っこして風呂に入れなければいけないのか…と途方に暮れていたが、次男も日に日に腕にズッシリくるようになった。
私の腕も段々と鍛えられてガチガチになっていく。
どうせ未熟で生まれてくるならパンダの赤ちゃんくらい小さく生まれるように進化してほしい…排便程度の痛みで産むことができたら良いのに。
お風呂に入る時はずっと私と長男だけ先に入って次男を脱衣所で待機させていたけど、最近は脱衣所待機させると爆泣きするようになってしまったので、今日から私も一緒に洗うのは諦めることにした。
長男はまだ1mくらいしかないので一瞬で洗い終わる。
その程度なら風呂場で待機させても差し支えないと思うので。
まぁ、風呂場で待機させても爆泣きしてたけど……
こんな日は早く終わらせるに限る。
そして明日が来る。
明日もワンオペ。明後日もワンオペ。
ドリームジャンボが外れていたのでお手伝いさんは雇わないことにする。
